大阪旅行や観光でぜひ利用して欲しい大阪周遊パス!
しかし6種類もある大阪周遊パスの種類に、ただでさえややこしい大阪の電車。
損はしたくないし、本当にお得か分からず利用を迷っていませんか?
大阪エリアの電車とバスが乗り放題+有名な観光スポットが無料やお得になるのにもったいない!
今回は安心して利用できるように、大阪周遊パスの種類と利用範囲を一目でわかる路線図付きでわかりやすく紹介します。

もくじ
大阪周遊パスの種類は6種類
まず大阪周遊パスには以下の6種類があります。
これだけ見てエリアって言われても、自分の行く場所が、どのエリアか地図もないしわかりにくいですよね。
()で記載している色についても路線図を含めて順番に説明していくので、今はこういう6種類があるんだという程度で見ておきましょう。
種類 | 料金 | 利用範囲 |
大阪エリア版1日券 | 2500円 | 大阪エリア(グレー) |
阪急拡大版 | 2900円 | 大阪エリア+阪急エリア(紫) |
阪神拡大版 | 2900円 | 大阪エリア+阪神エリア(オレンジ) |
南海関空版 | 3200円 | 大阪エリア+南海関空エリア(緑) |
万博記念公園版 | 2950円 | 大阪エリア+万博記念公園エリア |
2日券 | 3300円 | 大阪エリアの私鉄以外 私鉄の場所は2日券の説明に記載 |
拡大版のイメージとしては、
1日券(大阪エリア版)+オプションとしてそれぞれ利用したい範囲を追加=〇〇版という感じです。
1日券大阪エリア版
一番有名なのは1日券大阪エリア版2500円。
販売場所はたくさんありますので、公式サイトの販売場所を見ましょう。
大阪周遊パスで無料利用できる観光スポットのほとんどがこの範囲に入っているので、基本的にはこの1日券で十分大阪を満喫できると思います。
利用できる範囲は、大阪市営地下鉄(大阪メトロ)・大阪市内(一部大阪市外もあり)を走っている私鉄(阪急、南海、近畿日本鉄道、京阪、阪神)。
公式サイトで紹介されていた、下記の図の大阪エリア版(グレー)の部分です。
上記の画像をクリックすると拡大することもできますし、1つ1つの詳しい駅を見るときは公式サイトの利用できる路線から。
阪急拡大版
阪急拡大版(紫)は2900円。
《販売場所》
梅田、十三、塚口、西宮北口、夙川、神戸三宮、豊中、石橋、川西能勢口、宝塚、淡路、茨木市、高槻市、北千里の各ごあんないカウンターおよび阪急ツーリストセンター大阪・梅田
《利用範囲》
大阪エリア+阪急電鉄の神戸線(神戸高速線を除く)、宝塚線および京都線の梅田~水無瀬間と千里線
神戸三宮や宝塚でお買い物、秋に箕面の滝(箕面大滝)まで紅葉を見に行く+大阪市内観光を考えている方に便利な阪急拡大版です。
ただ伊丹空港(大阪国際空港)から利用を考えている方は注意!
販売場所を見ていただけたら分かると思いますが、伊丹空港(大阪国際空港)では大阪周遊パスは販売していません。
大阪周遊パスを購入できる最寄りの石橋駅に行けば購入できないこともないのですが、購入後大阪エリア版の範囲しか活用しないのであれば、大阪エリア版の範囲の最短は三国駅。
石橋駅から三国駅までは220円、大阪エリア版と阪急拡大版の差額は400円なので時間と手間をかけて損してしまいます。
阪急エリア版範囲+大阪エリア版範囲を利用するのであればお得ですが、1日券なので意外と移動に時間がかかってゆっくり見ることができなかった…となる可能性もあるので注意しましょう。
阪神拡大版
阪神拡大版(オレンジ)は2900円。
《販売場所》
阪神電車:出屋敷以西の各駅(神戸高速線・係員不在時を除く)および梅田・尼崎の駅長室、阪神電車サービスセンター(神戸三宮)
《利用範囲》
大阪エリア+阪神電車の全線(神戸高速線を除く)
神戸三宮・元町でお買い物や食べ歩き、甲子園球場に行く+大阪市内観光を考えている方に便利な阪神拡大版です。
阪急拡大版・阪神拡大版のどちらにも同じ名前の神戸三宮がありますが、路線が違います。
阪神拡大版の端、元町や神戸三宮から反対の端、尼崎まで片道280円なので往復したりする方はお得ですが、途中までしか行かない方や片道だけの場合は大阪エリア版と阪神拡大版の差額400円以下で済む可能性もあるので、注意しましょう。
拡大版・南海関空版
南海関空版(緑)は3200円。
《販売場所》
南海電鉄:南海関西空港駅
《利用範囲》
大阪エリア+南海電鉄の堺~孝子、中百舌鳥~天見、汐見橋~岸里玉出、高師浜線、空港線、多奈川線
販売場所が南海関西空港駅のみということもあり、関空から大阪市内方面に向かう方向けの乗車券です。
例えば関西国際空港から大阪市内方面を利用する場合の1日券(大阪エリア版)と拡大版・関西空港版を比べると、
1日券(大阪エリア版) 2500円+大阪エリアまでの区間・堺~関西空港820円=3320円
拡大版・関西空港版 3200円
と片道だけでも1日券(大阪エリア版)との差額700円を超えているので、拡大版・関西空港版がお得になります。
また関空からよく行くと考えられる梅田・大阪・難波までの他の交通手段として、電車(JR、南海)やリムジンバスがありますが、約1000円はかかるので関西空港を利用して大阪周遊パスを購入予定の方は必ずこの拡大版・南海関空版を購入しましょう。
最後にもう一度公式サイトで紹介されていた、1日券の大阪エリア版・拡大版の図を載せておきます。
上記の画像をクリックすると拡大することもできます。
万博記念公園版
万博記念公園版は2950円。
《販売場所》
大阪観光案内所、難波観光案内所
関西ツーリストインフォメーションセンター・大丸心斎橋
関西ツーリストインフォメーションセンター・関西国際空港
北大阪急行 千里中央駅、大阪モノレール 万博記念公園駅
《利用範囲》
地下鉄御堂筋線・北大阪急行に乗車する千里中央駅経由
《利用不可範囲》
阪急宝塚線経由(三国⇔蛍池⇔千里中央)
阪急千里線経由(新庄⇔山田)
阪急京都線経由(相川⇔南茨木⇔万博記念公園)
地下鉄谷町線経由(大日⇔万博記念公園)
京阪本線経由(千林⇔門真市⇔万博記念公園)
利用不可な範囲って?
大阪市内から万博記念公園に行く電車は数種類ありますが、大阪周遊パス万博記念公園版を使って万博記念公園に無料で行くことの出来るルートは1つだけしかありません。
梅田や新大阪方面から地下鉄御堂筋線・北大阪急行・大阪モノレールを使っていくルートです。
路線名がたくさん出ているので難しそうに感じるかもしれませんが、地下鉄御堂筋線から北大阪急行へは同じ電車に乗ったまま勝手に路線が変更になるので、実質北大阪急行の千里中央駅から大阪モノレールの千里中央駅への約徒歩4分で済む乗り換えです。
これを間違うと追加料金がかかってしまうので、注意しましょう。
2日券
2日券は3300円。
2日券という名前から、1日券の範囲を2日間利用できる券だと思っていたのは私だけでしょうか?
実は違います!
その違う点とは、利用できる路線の範囲です。
1日券が大阪市営地下鉄(大阪メトロ)・市バス・大阪市内(一部大阪市外もあり)を走っている私鉄(阪急、南海、近畿日本鉄道、京阪、阪神)だったのに対し、2日券は大阪市営地下鉄(大阪メトロ)と市バスしか乗り放題ではありません。
無料で行ける施設のほとんどが大阪市営地下鉄(大阪メトロ)だけで行くことができるので、2日間観光して大阪市営地下鉄をメインの移動手段として使う方はお得です。
1日あたり交通費+無料対象施設の入館料が1650円になる時はこの2日券を購入しましょう。
また2日券は利用開始から48時間という意味ではなく、利用開始日とその翌日の2日間という意味。
5日(水)、7日(金)のように間に日にちを挟んだ2日利用することはできず、5日(水)、6日(木)のように連続した日付でしか利用できないので注意しましょう。
2日券で利用できる大阪市営地下鉄(大阪メトロ)の路線図上記の画像をクリックすると拡大することもできます。
拡大版の重要な注意点2つ
・どの拡大版も1日券のみで2日券はなし、途中で拡大版に変更不可。
・2つの拡大版エリアを利用したい場合、大阪エリア版の範囲をまたいで違う拡大版を利用することはできない。
(例えば関西空港と伊丹空港を利用したい場合、関西空港のある南海関空版(緑)と伊丹空港のある阪急拡大版(紫)の2ヵ所に利用したい路線が重なっていますよね。このような時はどちらか1つの拡大版を購入し、もう一つは普通の乗車料金を払わなければなりません)
これさえ注意すれば1日券との差額が400円~700円だから、少し移動するだけで拡大版のほうがお得になる事が多いよ!
エンジョイエコカードの方がお得な場合も!
ここまで紹介してきた大阪周遊パスの概要を簡単に振り返ると、
①大阪市営地下鉄(大阪メトロ)とバスが乗り放題
②大阪の有名な観光スポット35ヵ所以上が無料
③約100の施設や店舗でお得な特典あり
という感じですね。
そこで①大阪市営地下鉄(大阪メトロ)とバスが乗り放題だけが使えるエンジョイエコカードをご存知でしょうか?
値段も1日のみで平日800円、土日祝600円、小児300円と格安!
②と③の特典を数ヵ所で使うという方は断然大阪周遊パスがお得ですが、①大阪市営地下鉄(大阪メトロ)とバスが乗り放題に魅力を感じているなら、エンジョイエコカードを検討してみても良いでしょう。
>>>【エンジョイエコカード】大阪メトロ乗り放題!買い方・利用範囲をわかりやすく路線図付きで
まとめ:大阪に観光、旅行に行くなら便利な大阪周遊パスを利用しよう
大阪を電車やバスで移動するって難しいと思っていたのが、少しは見方が変わりましたか。
大阪周遊パスを使うとお得になるだけでなく毎回切符やチケットを購入しなくて済むので、とても便利です。
種類も6種類あるので、路線図を見て行きたい場所から拡大版も検討してみましょう。
